この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
電線を地中に埋めることは有効な対策ですか?
地中に埋められた管は、接続部分に隙間を設けて伸縮できるようになっています。
そのため、地震の揺れにも耐えることができます。
管の中の電線も、マンホール内で余裕を持って配置されているので、伸縮性がありますし、断線する可能性も低くなっています。
東京電力が平成23年9月28日に発表した報告書によると、「3月11日の東北地方太平洋沖地震では、各地で激しい地震動が観測され、千葉県の湾岸地域では広い範囲で液状化が起きました。この地震で地中送電設備に被害が出ましたが、それは液状化による管路の破損が主で、地震動による破損は見られませんでした。また、今回の地震では、ケーブルの破損によって電気事故や供給停止が起こることはありませんでした」とあります。
液状化で管路にダメージが出ましたが、電線は無事でしたし、電気の安全や供給にも影響はなかったということです。
つまり、「日本は地震が多い国であるため、電線を地中に埋めることは有効な対策だ」と言えます。